社員インタビュー

T.Kさん

家族も仕事も大切に。
名脇役パパさんインフラエンジニア

  • 2009年入社
  • システムエンジニア
  • 技師補
T.Kさん

1児の父であるTさん。2017年の1月、第一子が誕生した際に、男性として社内で初めて(!)育児休業を取得。そんなTさんに、育児休業を取得した4ヶ月間の様子について、インタビューしました。

取得した時期と期間を教えてください。

2016年5月 第一子誕生
2017年1月 育児休業取得(子8か月)
2017年5月 復帰(子満1歳)
休業取得期間 4か月

育児休業を取得しようと思ったきっかけはなんですか?

妻の負担を減らすためです。生まれた当初は育児休暇を取る考えはありませんでしたが、子供を育てていくうちに子育ての厳しさを実感しました。新生児は何もできないので、食事の用意、おむつ替え、沐浴、夜泣きの対応、病院での検診ととにかくやることはたくさんで、さらにつきっきりで世話をしないといけないです。そんな大変な子育てを妻一人に任せるのはありえないなーという思いから、育児休暇を取ることにしました。

育児休業取得に関して奥様の反応はどうでしたか?

最初は育児休業給付金の制度を知らなかったので、やはり生活資金を考えると育児休業は取らなくていいという考えでしたが、育児休業給付金の制度を知ってからは育児休業の取得に賛成してくれました。

ご近所や同僚など、周りからの反応はどうでしたか?

育児休暇を取ると申し出るときは怒られたり呆れられたりするのではないかという不安がありましたが、上司はあっさり了解してくれました。また同僚もみな理解してくれて、育児休暇を取るまでの間いつもと変わらない感じで仕事ができました。

初めての子育ての率直な感想を聞かせてください。

すべてが未経験だったのでとにかく大変でした。特に夜泣きで夜明け3時4時に起こされることについては辛かったです。インターネットでいつまで続くんだろうと調べて、2~3歳ぐらいまでと見たときは絶望感を味わいました。しかし人間は面白いもので、慣れると最初に感じたときより大変だと思わなくなるんですよね。そして大変さ以上に子供の愛らしさがあるため、何度も幸せな気持ちにしてくれます。

育児休業中、仕事・職場のことをどのように考えていましたか?

正直、子育てでいっぱいいっぱいだったのであまり仕事のことを考える余裕はありませんでした。所属していたプロジェクトはちょうど切りよく抜けられたので、次に配属されるプロジェクトはどこだろうという不安な気持ちは少しありましたが、休み中に部門長や営業の方が私の配属先をフォローしてくれたので、安心して仕事に復帰できました。

育児休業取得前と後で働き方の変化はどうですか?

プロジェクトが変わり上司や同僚とも離れましたが、働き方自体はあまり変わっていないですね。 今いるプロジェクトも、以前いたプロジェクトで一緒に仕事をしたことのあるメンバーがいるので、人間関係もスムーズで以前いたプロジェクトと同様楽な気持ちで仕事ができています。

育児休業中の辛かったことや面白かったことなど、一番心に残っているエピソードを教えてください。

辛かったことは上にも挙げた夜泣きですね。夜泣きで夜明けに起こされたときは、もう仕事行きたくないっていう気持ちでいっぱいになりました。(笑)

逆に面白かったことは、子供が成長するにつれてできることが増えていくのを見ることですね。最初は笑うようになったこと、寝返りが打てるようになったこと、ハイハイができるようになって、そして歩けるようになったこと、当たり前のことができていくそんな成長の過程を見ることが面白かったです。

一番心に残っているエピソードは、娘に対して私が泣きまねをすると娘が私の頭に自分の頭をくっつけて慰めてくれることですね!教えたわけでもないのに、あー慰めてくれているんだとはっきりわかりました。その時は本当に感動しました。

もし次のお子さんができたら、また育児休業を取得しようと思いますか?

取りたいですね。妻の負担も減らせますし、なにより子供の成長をじっくり見ることができます!

家事の手伝いや子供の世話を経験することで、お父さんとしても成長できます。二人目ならもっと楽な気持ちで子育てできると思います。

育児休業の取得を考えている社員にアドバイスをください。

給料面での不安が一番大きいですが、実際支給される額は180日までは67%、それ以降は50%になりますが、税金が免除されるので働いていた時とあまり変わらない額が支給されます。

ただ、取る場合は何か月も前から計画が必要です。直前で伝えると当然上司や同僚は困ります。自分が抜けた穴をどう埋めるかを考える必要があるからです。私も3ヶ月前ぐらいに上司に報告し、プロジェクトをスムーズに抜けられるよう、前もって作業の引継ぎ準備する必要があります。

取れるならなるべく取ったほうがいいと思います。やはり子育ては大変なもので、女性一人に任せるのはよくないです。なかには育児ノイローゼになったりする女性もいます。それだけ子育ては大変なものです。男性が育児休暇を取ることで、女性の心身に対する負担を軽くできると思います。

インタビューへのご協力、ありがとうございました!初めての子育てで、いろいろと辛いことも多かったけれど、その分父として成長できたというお話が印象的でした。

仕事と子育ての両立は、周りの協力があってこそ成り立つもの。弊社では、女性だけでなく男性社員の育児休業取得も積極的に推進しています。

社員だけでなく、その家族も幸せになって欲しい。それが弊社の思いです。